本来の目的とはことなる状態を目にすることがあります。

「いや、そのために用意したんじゃないのだけれど」というシーンが、ウーパールーパーとエアレーションの関係でもおこります。

エアレーションでおこる水流に身をまかせたり、泡の側で口をパクパクさせたりと、一見すると遊んでいる、食べているようです。

このような行動には、何か意味があるのでしょうか。

ここでは、エアレーションで遊ぶ・食べるについてご紹介します。

ウーパールーパー 繁殖期

ウーパールーパーの好奇心と確認行動

もともとエアレーションの役割は、水槽内の水に酸素を供給することです。

基本的に水中で生活をしているウーパールーパーは、エラ呼吸で酸素を体内に取り入れています

このため、エアレーションの働きで、水に酸素を取り込ませているのですが、このときに発生する水の流れや気泡がウーパールーパーの関心を引きつけるようです。

①好奇心と遊ぶ行動

比較的用心深いサラマンダー系の中で、ウーパールーパーは好奇心旺盛なグループにはいります。

もちろん個体差はあり、ぼーっとしていることが好きなタイプや食べることにしか反応を示さないタイプなどさまざまです。

その中でも好奇心旺盛なタイプは、エアレーションを見るたびに興味を引かれるようです。

水面に上がっていく泡に身を任せてプカプカ浮かんで行く。

水流に飛び込んで、押し流される感覚を楽しむなど好奇心を満たす遊びを繰り返します。

②泡を食べる

口をパクパクさせ泡を食べる行動ですが、これは確認行動の意味があります

好奇心を満たす意味も多少はあると思われますが、それよりも泡が食べられるかどうかを確かめる動きです。

視力が弱いウーパールーパーは、水の動きを感じ取る器官「側線」や口の中にある器官で匂いを感じ取り、敵の接近や食べられるエサを判断します。

つまり、酸素を取り入れるために食べているのではなく、動いている泡が食べられるかを確かめるため、泡をパクパクと食べているのです。

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まとめ

ここまで、エアレーションで遊ぶ・食べるについて紹介しました。

酸素を供給する目的でしたが、ウーパールーパーが遊ぶ、好奇心を満たす働きもありました。

また、生態をあらわすことにもつながっていましたね。

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