再生するたくましさがある反面、繊細な皮膚を持っているのがウーパールーパーです。
デリケートでとても薄い皮膚は、水質の汚れやストレスなどに大きく影響を受けます。
皮膚の粘膜が剥がれボロボロとなり、ただれる状態になります。
この症状は病気なのでしょうか。
ここでは、ウーパールーパーの皮膚についてご紹介します。
飼育環境のストレスが原因
自然のなかにいるウーパールーパーは、盆地の低温に保たれた湖にいます。
生息に適した環境のためストレスも比較的少ないです。
一方飼育のときに用いられる水槽では、水温や水質などさまざまな原因でストレスが発生します。
ウーパールーパーの場合、受けたストレスの症状がでやすいのが皮膚で、ただれるや剥がれるなどの症状を見せます。
①病気以外のさまざまな原因
ウーパールーパーの傷口から白い粘膜が剥がれる場合がありますが、これは皮膚病というよりも、傷口を保護している状態です。
水槽内で怪我をしたときに白い粘膜をだして傷口を保護します。
その粘膜が剥がれ落ちたように見えるのですね。
適応力はありますが低い水温を好むウーパールーパーです。
水の温度が高くなったり、水質が汚染されたりすると、皮膚や粘膜がボロボロと剥がれ落ちます。
これは、水温の確認や水の交換など住みやすい環境を整えてあげましょう。
②皮膚病などの原因
水カビ病などのように菌が原因で発生する皮膚病があります。
ウーパールーパーは、水カビ病にはかかりにくいのですが、水質の汚れなどで免疫が低下している場合に発症します。
皮膚の疾患だけではなく、内臓など体内の病気により皮膚に症状があらわれる場合もあります。
ボロボロ剥がれる、ただれるというよりも、まるで脱皮のように剥がれ落ちる場合には、内臓疾患の可能性が高いです。
まとめ
ここまで、剥がれるやただれるなどウーパールーパーの皮膚について紹介しました。
皮膚病の場合もありますが、どちらかというと生活環境の問題がウエイトを占めているようです。
皮膚がボロボロになる、剥がれるはウーパールーパーからの合図です。
飼育をする以上は、しっかりと観察するべきですね。
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