ウーパールーパーの魅力と言えば、首の周りについているエラです。
ひらひらと揺れるさまは愛らしく、心が和みます。
しかし、エラに病気の症状が出たり、寄生虫が住み着いたりすることもあります。
そこで今回は、エラにまつわる問題をテーマとして取りあげていきます。
ウーパールーパーのエラに関する病気は?
エラが欠損してしまう3つの場合があります。
1つ目は、エロモナスなどの細菌感染症です。
このエロモナスは水槽に存在する菌類で、健康な個体において何ら問題はありません。
ただし体調を崩している個体、外傷がある個体にその猛威を奮い、感染するとエラや尾や四肢など体が溶け始めます。
2つ目は、水質の悪化によりエラが溶けたという状態です。
エラが溶けると血管への影響がすぐに出るので、外傷と同じくらいのダメージとなります。
3つ目は、環境ストレスなどで拒食症が起き生体が弱くエラが溶けたと考えられます。
水カビ病を発症した場合も、エラに綿毛のようなものが体の表面に付着します。
ウーパールーパーの免疫力が低下したときに、起こりやすいと言われています。
ウーパールーパーのエラなどに付着する寄生虫は?
ウーパールーパーの皮膚が腫れあがっていたり、赤くなっているなどの変化があったりした場合です。
ウーパールーパーに寄生する虫で、最も多いのがイカリムシです。
イカリムシに寄生されると赤く腫れあがるので、芯を探してピンセットで抜くことが必要です。
ただ気をつけなければならないのは、引き抜く際の力加減です。
イカリムシの頭は木の根のようにウーパールーパーの体にしっかりと食い込んでいます。
引き抜いたときに周辺の組織までひきちぎられることで、ウーパールーパーにダメージを与えかねません。
特に心臓のあたりやエラ、内蔵に寄生されている場合は慎重に行いましょう。
抜き取った後は、しっかりと患部の消毒を行うことが大切です。
ちなみにイカリムシは150個から250個の卵を生み、1日から2日で孵化します。
イカリムシ自体の問題よりも、それが原因で生じる合併症の方が危険です。
まとめ
ウーパールーパーの特徴であるエラに関する病気にはいろんなものがありました。
1つ1つ原因も異なるので、しっかりと日頃から観察していく必要があります。
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