飼育しているウーパールーパーのエラに、白い斑点が現れたら何か病気のサインでしょうか?
体の部位によって意味も違ってくるのでしょうか?
ウーパールーパーと白い斑点をテーマにして話を進めていきたいと思います。
ウーパールーパーと白い斑点!エラ、尻尾、お腹まで…これは何のサイン?
まず、あまり心配のない白い斑点の話から始めます。
エラや尻尾、お腹まで白い斑点が見られる場合は、酸素の量が不足している、あるいは少ないことを意味しています。
酸素の量が不足してしまう原因は、いくつか考えられます。
1つ目は、ウーパールーパーの体長に水槽の大きさが合っていない場合です。
ウーパールーパーは成体になると25㎝、大きくても30㎝くらいまで成長します。
ですから、これよりも小さな水槽では小さすぎます。
できれば、1匹につき45㎝から60㎝の大きさの水槽が必要です。
2つ目は、水槽に入れている水の量が少ないと考えられます。
水槽の底から5㎝の深さまで水をはれば、生きていけると言われています。
しかし、水槽の中では目に見えない微生物も有害物質を分解するために働いています。
酸素の消費量は、必然的に高くなってしまい、やがて酸素不足に陥ってしまいます。
3つ目は、水槽の水を定期的に交換していないことが挙げられます。
水を交換しないと有害なものを濾過してくれるバクテリアが働くことができなくなり、ますます悪化していきます。
次に、危険な白い斑点の話をしていきます。
白点病は、ウオノカイセンチュウの寄生によって発症するとされ、エラに現われることが多いです。
しかし、そのメカニズムについてはまだよく分かっていませんが、対処法はあります。
2%~3%程度の食塩水、1Lの水に対して塩20g~30g程度で作ることができます。
10分~15分を1回とし、1日に2回~3回くらいにして塩水浴を行いましょう。
また、ヒーターによる28℃の水温上昇での治療も効果が見られます。
まとめ
ウーパールーパーの体の表面に現れる白い斑点にもさまざまな意味があることが分かりました。
全身に白い斑点が出る場合は、酸素不足の可能性が高いと言えます。
エラに白い点が見られる場合は、寄生虫の感染を疑いましょう。
いずれも対策を知っていれば、それほど心配することはありません。
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