飼育しているウーパールーパーがこんな状態になったことはありませんか?
頭部が腫れ、できものやこぶが現れてしまったら、ビックリしますよね。
こうなる原因とその対策について、少しずつ話を進めていきたいと思います。
ウーパールーパーの頭部が腫れ、できものやこぶになるのは?
頭の真ん中に膿がたまる(膿瘍形成)ことが多く、大きく腫れます。
老化にともなうこぶとは異なり、腫れているところが、少しずつ赤みを帯びてきます。
それと同時に、だんだんと食欲もなくなり、何も食べなくなることも珍しくありません。
こうなる原因は、主に水槽内の環境悪化だと言われています。
具体的には、水温の上昇、水質の悪化、その他の疾患により容易に日和見感染を起こしてしまいます。
ウーパールーパーにこのような症状が見られたら、フィルターやエアレーションの対策を行っているか確かめましょう。
水温が高くなりがちな 6月~9月下旬までは、エアレーションをして水温を25℃前後に保ちましょう。
エアレーションにより、水面に波ができ、それが溶存酸素量を増やし、水中の老廃物を抜気できます。
また、水換えを頻繁に行うようにし、水質悪化を防ぐことも大切です。
水を換える際のポイントは、古い水を1/3くらい残しておき、くみ置きの新しい水を加えることです。
こうすることで、水槽内のバクテリアが有効に働いてくれます。
考えられる治療法は、次の2つです。
1つは、ウーパールーパーを隔離し、塩水浴を行い、毎日水を換え、自然治癒を目指す方法です。
塩水浴の濃度は2%~3%にし、水1Lに対して塩20g~30gを入れると簡単に作ることができます。
もう1つは、動物病院で膿を摘出してもらう方法です。
まとめ
ウーパールーパーの頭部が腫れ、こぶができ、赤くなっていたら水質をチェックしましょう。
あまり好ましい状況とは言えないような、水質環境に陥っていると言えます。
自然治癒を目指すか、病院で切開して取り除いてもらうかして、対処していきましょう。
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