ウーパールーパーの飼育がはじめての方には、エアレーションという意味が分からない方もいるでしょう。
水槽内でブクブクと泡があがっている光景を見たことがあると思います。
エアレーションは水槽内の水に酸素を取り込ませる働きがあります。
また、水流をおこし水に動きを与えることで、水質の低下防止も役割の一つです。
高い効果が得るためには、エアレーションの強さが必要なのは確かですが、個体によってはストレスになる場合もあり、加減が必要なケースもあります。
メリットが多いエアレーション
もともとウーパールーパーが生息している場所は、ブラジルの十分な広さがある湖で、比較的水温が低く雑菌などの繁殖も少ない環境です。
それと比べて部屋における飼育では、水槽という一定の空間にとどまります。
そのため、水に含まれる酸素が減り、エラ呼吸で生活するウーパールーパーには良くない影響を与えます。
また、水の流れが止まることは、水温があがり雑菌などが繁殖する原因です。
強いパワーを持つエアレーションはこれらを改善し、暮らしやすい環境をつくります。
①エアレーションの効果
水に酸素を取り込ませる働きは、成長したウーパールーパーが生きていくためには、とても大切なことです。
十分に酸素が取り込めないと、皮膚に異常をおこすなどトラブルの原因となります。
また、好奇心旺盛なウーパールーパーにとって、格好の遊び道具にもなります。
わき上がる泡に身をまかせて浮かび、水流に向かって突撃する光景を目にすることができます。
②水質汚染防止
雑菌などが繁殖している水槽は、生き物にとって好ましくなく、ウーパールーパーの皮膚病や内臓疾患などのリスクが高まります。
エアレーションをかけることにより、水に動きが生まれ止水効果で菌の繁殖の強さが減少。
同時に水中に酸素が取り込まれるため、菌の繁殖を抑えるバクテリアが活性化される相乗効果もあります。
まとめ
ウーパールーパーの飼育において、エアレーション効果のメリットを見てきました。
良いことばかりあるようですが、パワーの強さだけに着目することは好ましくありません。
成長しきれていない個体にとって、強い水流は体力を消耗することになります。
水槽の大きさやウーパールーパーの体にあわせた選択を意識しましょう。
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