同じ水槽の中で、ウーパールーパーを卵や幼生から飼育することも珍しくないかもしれません。
そんな多頭飼いをした場合に、生じる問題を紹介していきたいと思います。。
特に、ウーパールーパーの共食いに注目して話していきます。
ウーパールーパーの多頭飼育!手足を食べるかも!
産卵・幼生から飼育する場合、なんと一度の産卵で数百匹も生まれてきます。
肉食であり、あまり目がよくないので、動く物に反応して、すぐに食い付きます。
ですから、複数での飼育の場合はどうしても手足や外エラ・尾といった部分が捕食対象になるおそれがあります。
多頭飼育において注意が必要な時期は、生後約2週間から成体になるまでです。
生後約2週間になると生餌も食べるようになるので、生え始めたばかりの細い腕も、すっぽり口に入ります。
この時期の腕はとても細く、食い付かれたら簡単に取れるので、あまり過密状態にならないようにしましょう。
また、空腹時間が長くならないよう少しだけ餌も多めに与えてください。
生後1ヶ月以降になると、同じ水槽の中で、多頭飼育で共食いを防ぐことは難しくなります。
したがって、同じ水槽内に仕切りを設けて飼うなどの工夫が必要となります。
欠損の状態にもよりますが、再生するのであまり心配することはありません。
しかし、二次感染を防ぐために、水換えはしっかりこまめに行うようにしましょう。
その際は、水槽の古い水を1/3くらい残しておいて、くみ置きの水を使用してください。
欠損したところが再生するといっても、必ずしも元通りきれいに再生されるとは限りません。
しかも、完全によくなるまでに数ヶ月の時間を要しますので、飼い主のケアも大切です。
まとめ
ウーパールーパーは、特に幼生の頃に多頭飼いをすると、餌と勘違いしてお互いの手足を食べてしまうことがあります。
幼生の頃から多頭飼育をしている場合は、餌を少しだけ多めに与えるようにしましょう。
もし、欠損したとしても時間はかかりますが、少しずつ再生していきます。
大切なのは二次感染しないように、水槽の水を交換することです。
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