ウーパールーパーを飼育していると、底の砂利を食べているのをよく目にします。

砂利を食べても体に害はないのでしょうか?

そこで、ウーパールーパーと砂利をテーマにして話を進めていきます。

ウーパールーパーが砂利を誤飲してしまうのはなぜ?

誤って食べているというよりも、必要だから取り込んでいると考える方が自然なようです。

砂利を食べる理由は、2つあります。

まず、砂利を食べたり、舐めたりすることによってミネラル分を補給できるからです。 

自身の排泄物により水質は、だんだんと酸性に傾いていきます。

そんな中で、ミネラルを補給することはとても大切なことです。

次に、砂利を食べたりすることで、消化を促進できるからです。

砂肝はニワトリの胃の一部で、正確には「砂嚢(さのう)」と言います。

鳥には食べ物をすりつぶす歯がなく、人間の胃液のような消化液の分泌が少ないので、この砂囊が必要です。

砂囊は、消化液で溶かしきれなかった食べ物を中に取り込んだ砂を使ってもみ砕く役目を持ってます。

そのために鳥は定期的に砂を食べて、砂囊の中に常に砂がある状態にしています。

同様の機能を鳥に近い爬虫類が持っていることが知られています。

ウーパールーパー 砂利 誤飲 排出

ウーパールーパーが食べた砂利をどのように排出するの?

飼育時に、こんな経験をされた方の話では、数週間、砂利の混じった糞をし、体調に問題は見られなかったそうです。

砂利が体の中からきちんと排出されれば、それほど心配することはありません。

ですから、砂利を飲み込んでしまったからと言って大騒ぎしなくても大丈夫です。

でも、食べた砂利があまりにも大きくて、苦しそうだったら、動物病院で診察を受けてください。
気になるようでしたら、底砂を敷かない「ベアタンク」という方法に切り換えてみるのもいいかもしれません。

ただし、両生類でも魚やウーパールーパーなどは毒性の非常に高いアンモニアのまま排出します。

自然環境と比べると極端に水量が少ない水槽の中では、すぐにアンモニア濃度が高くなってしまいます。

そこで、ベアタンクで飼育する際は、タニシなどの貝をタンクメイトとすることをおすすめします。

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まとめ

ウーパールーパーは砂利を誤って食べるというよりも、体調維持のために自ら補給していると考えられます。

どうしても砂利が気になるようでしたら、「ベアタンク」で飼育されてください。

ただし、水中のアンモニア濃度を下げるためにタンクメイトと一緒に育てるようにしましょう。

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