ウーパールーパーの外観上の特徴といえば、ユーモラスな表情のほかに、ふさふさとしたエラがあります。
両生類ではありますが、主に水中で生活をするウーパールーパーにとっては、酸素を取り込む大切な器官です。
エラ呼吸で体内に取り込む酸素を、水の中に送り込む働きをしているのが、エアレーションです。
このエアレーションとエラの関連性については、いろいろありエラがふさふさになったとか、それほど強い関連はないなどさまざまです。
ここでは、ウーパールーパーの飼育におけるエアレーションとエラの関連についてご紹介します。
関連はゼロではない
ウーパールーパーのエラが縮んできたため、エアレーションをしっかりとしましょうという声があります。
これに対して、縮んできたこととエアレーションは関係ないという声もあります。
エラはウーパールーパーにとって、呼吸をするための生命線ですから、飼育する側にとっても神経をつかうポイントです。
エラが縮む原因はいろいろと考えられ、すべてをエアレーションで解決することは難しいでしょう。
しかしながら、関連性がゼロということではなく、直接的ではないにせよエラにとって、好環境を作りだす役割はになっています。
①エラが縮む原因
ウーパールーパーのエラが縮む原因として考えられるのが、水質の低下と混泳している他の生き物による干渉です。
水質の低下は、エサやフンによりおこり、アンモニアをはじめとする有害物質を作ります。
この有害物質が、ウーパールーパーのエラを溶かします。
エラには赤い部分があり、赤虫などを好む別の個体から見ると、エサに見えるため間違って食べてしまうことが、エラが縮む原因の一つです。
②好環境を作るエアレーション
水質の低下を抑える働きがエアレーションにはあります。
エアレーションをおこなうことで、有害物質を分解するバクテリアの活性が促がされるため、水質を安定させる効果があります。
まとめ
ここまで、ウーパールーパーの飼育におけるエアレーションとエラの関連についてみてきました。
エアレーションでエラが大きくなるということではなく、縮んで小さくなる環境を改善するという方が近いようです。
エラの大きさやふさふさ具合は、個体差により変わると捉えた方が良いようですね。
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