今回はウーパールーパーの飼い方の中でも、酸素の供給についてと繁殖のさせ方に触れようと思います。
ウーパールーパーを飼うときに酸素を供給してあげる方法としてのオススメは何?
フィルターや濾過(ろ過)器とエアポンプが一体化したものを使うことをオススメします。
もう少し値段の安いボール型のエアポンプもありますが、やっぱりフィルターや濾過(ろ過)器がないとすぐに水を交換しなくてはいけなくなってしまいますし、一体化したものでないと水槽の管理が相当面倒なものになってしまいます。
ですからフィルターや濾過(ろ過)器とエアポンプが一体化したものを使ったほうが値段の差分よりもメリットが大きいと言えるでしょう。
ウーパールーパーはどうやったら繁殖させられるの?
ウーパールーパーは1歳になり、体長が20cmを超える頃にオスならお尻が、メスならお腹が膨らんで、繁殖可能な個体になります。
ウーパールーパーが繁殖を始める時期は、だいたい12月~4月頃にかけてです。冬の低水温(7℃〜10℃程度)を1ヶ月ほど経験した後に、水温が上がり始める時期(2週間ほどのうちに水温を徐々に上がってきて、最終的に16℃程度の状態が保たれるのが望ましい)に産卵します。
個体により産卵回数は違いますが、毎年メス1匹あたり0回~3回ほど(多くは0回〜2回です)産みます。一度の出産における産卵数は200個~600個です。
産卵場所は隠れ家となる流木や水草などが有効です。水草の代わりに百均で売ってる柔らかい水草のディスプレイでもいけると思います。
また、自然な産卵も十分見込めますが、更に産卵させやすくする方法もあります。
まずは、繁殖の前にオスとメスを別々に飼育した後に、その二匹を仕切りをせずに2週間同棲させ、その間に水換えを頻繁に行うことで更に繁殖の確率を高められます。
繁殖で必要なのは環境の変化です、環境が変わることで冬から春への変化を認識すると、ウーパールーパーは繁殖します。水温を上昇させたり、下降させたりしながら、しっかり冬を経験させて、春に繁殖させるのがベストですね。
水温と水質が変わると季節の変化(冬から春になったこと)をウーパールーパーが認識し、産卵に移行するのだと思われます。
繁殖や産卵には当然ですが、体力が必要になります。繁殖の成功率を上げるためには成長と栄養状態を気遣った餌やりが大切になりますね。
繁殖しない場合は、ウーパールーパーが季節の変化を認識できていなかったり、オスとメスの体の大きさ違いすぎていたりというのが理由であることが多いと思います。
産卵の様子について
繁殖はまず、メスがオスを刺激して始まります。メスがオスを突っついたりなどして刺激を与えます。オスはこの時に精包という精子の袋を何個も出して、それをメスが体内に導入すると準備が整い、水草などに産卵します。産卵の前兆としては水面によく浮くようになります。
メスが産卵を開始したらオスを別の水槽に移します。オスは共食いの時と同じで、目が悪いために卵を食べてしまうからです。
産卵が無事終わったら、今度はメスを別の水槽に移します。メスもオスと同じ理由で卵を食べてしまうからです。
産卵の行程の途中でウーパールーパーどうし以外の刺激を与えてしまうと、産卵がストップすることもあるので注意が必要です。
まとめ
ウーパールーパーが一回産卵するたびに200個以上の卵が産まれてくるので育てるのが大変な場合は買い取ってもらったり、知り合いに譲ってもいいですね。そうすればウーパールーパーをペットとして飼う人が増えてくれますね。もっとウーパールーパーの人気が出るといいです。
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