ウーパールーパーの耳の付近にあるエラは健康のバロメーターです。
どのように判断すればよいかを紹介していきたいと思います。
ウーパールーパーの耳周りのエラが赤いのは?
体の表面に赤い斑点が、いくつかポツポツと点在することが見られる場合は、無害なことが多いです。
これは、ウーパールーパーが体をどこかでぶつけて内出血しているということです。
実は夜行性で夜中は暴れることがあり、そのときに体を傷つけて、内出血を起してしまうことがあります。
このような場合は時間が経つと、自然に治癒しますので心配することはありません。
ウーパールーパーの赤い斑点が、体の表面全体に見られる場合は注意が必要です。
体の中で感染症が拡大して、体のあちこちで炎症が起きている可能性があります。
もし、多頭飼いをしているなら、感染症に感染したウーパールーパーは、別の水槽で飼育しましょう。
同時に、元の水槽の水は全て入れ変えないといけません。
このような細菌は、1匹のウーパールーパーから水を介して、他の個体にも感染してしまうからです。
ウーパールーパーの耳周りのエラが白いのは?
エラなどに白い斑点が見られる場合は、酸素の量が不足している、あるいは少ないことを意味しています。
酸素の量が不足してしまう原因は、いくつか考えられます。
1つ目は、ウーパールーパーの体長に水槽の大きさが合っていない場合です。
ウーパールーパーは成体になると25㎝になるので、できれば、1匹につき45㎝から60㎝の大きさの水槽が必要です。
2つ目は、水槽に入れている水の量が少ないと考えられます。
底から5㎝の深さまで水をはれば生きていけますが、微生物も有害物質を分解するために働いています。
3つ目は、水槽の水を定期的に交換していないことが挙げられます。
水を交換しないと有害なものを濾過してくれるバクテリアが働くことができなくなり、ますます悪化していきます。
あるいは、白点病という寄生虫によって発症する病気にかかっているのかもしれません。
白点病はそもそも伝染する病気ではなく、体調を崩した魚などに寄生するものと言われています。
また、白点病の原因となって寄生する虫は、実際にはすべての水槽に常時潜伏しています。
そのため、飼育環境下において不備が生じていると、その影響を受けて体調を崩した個体は発症してしまいます。
まとめ
ウーパールーパーの耳周りが赤くても、白くても、様子を確認することを怠らないでください。
感染症にかかっている可能性があるものについては、すぐに対応するようにしましょう。
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