底砂を敷いている場合によく見られるのが、砂利を食べてしまう光景です。
本当にこれは体にとってよくないことなのでしょうか?
何か他に意味があるのでしょうか?
そこで今回は、ウーパールーパーと砂利にまつわる話を紹介したいと思います。
ウーパールーパーが砂利を食べるのはなぜ?
ウーパールーパーが砂利を食べたり、舐めたりすることによってミネラル分を補給するからです。
砂利を食べたりすることで、消化を促進できる可能性も考えられます。
砂肝はニワトリの胃の一部で、正確には「砂嚢(さのう)」と言います。
鳥には食べ物をすりつぶす歯がなく、人間の胃液のような消化液の分泌が少ないので、この砂囊が必要です。
砂囊は、消化液で溶かしきれなかった食べ物を中に取り込んだ砂を使ってもみ砕く役目を持ってます。
そのために鳥は定期的に砂を食べて、砂囊の中に常に砂がある状態にしています。
同様の機能を鳥に近い爬虫類が持っていることが知られています。
ウーパールーパーが砂利を食べた後はどうなるの?
実際にこのような経験をされた方の話によると、数ヶ月、砂混じりの糞をし、体調に問題は見られなかったそうです。
砂利が体の中から排出されれば、それほど心配することはありません。
ですから、砂利を飲み込んでしまったからと言って大慌てしなくても大丈夫です。
でも、食べた砂利があまりにも大きくて、苦しそうだったら、動物病院で診察を受けてください。
気になるようでしたら、底砂を敷かない「ベアタンク」という方法に切り換えてみるのもいいかもしれません。
ただし、両生類でも魚やウーパールーパーなどは毒性の非常に高いアンモニアのまま排出します。
自然環境と比べると極端に水量が少ない水槽の中では、すぐにアンモニア濃度が高くなってしまいます。
そこで、ベアタンクでウーパールーパーを飼育する際は、タニシなどの貝をタンクメイトとすることをおすすめします。
まとめ
ウーパールーパーが砂利を食べてしまう理由は、2つありました。
ミネラル補給と、消化を促進しやすくするためです。
ウーパールーパーが砂利を食べても、糞と一緒に排泄されるので大丈夫です。
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