ウーパールーパーをペアで飼育していると、赤ちゃんが気になりますよね?
いったいウーパールーパーはどこに産卵するのでしょうか?
どんなことに気をつければいいのでしょうか?
そこでウーパールーパーの産卵にまつわることを取り上げて説明したいと思います。
ウーパールーパーの産卵について
ウーパールーパーは、12月~4月の時期に繁殖活動を行います。
メスがオスを刺激し、オスはこの時に精包を複数出し、それをメスが体内に受け入れ、水草などに産卵します。
冬の低い水温を経験した後、水温が上がり始めた頃に産卵します。
個体により産卵回数は違いますが、毎年メス1匹につき1~3回程産、200~600個を産卵します。
産卵は1日だけでなく、2、3日かかることも珍しくありません。
このときに体を触ったり、驚かせたりすると、産卵が止まってしまう場合があります。
初産のときは、特に無精卵も多く、また、1つの卵に卵核が2つ、3つなどの安定しない卵も多くなる場合も見られます。
産卵の回数を重ねるうちに安定した卵が多くなります。
無精卵などの成長しない卵は、水質悪化を心配するよりも、周りの卵に悪影響を与えてしまいます。
腐ったり、孵化しなかったりした卵は早めにスポイトなどで処理をしてください。
また、卵は主に2つの膜に囲まれ、二重になっています。
これに触ると外側の膜が破れ、1つの膜になってしまいます。
膜が1つだと孵化したときが小さく、弱くなります。
水温を上昇させると孵化が早まりますが、温度の上昇は緩やかなものにしてください。
産卵を経験したメスのほうが初産のメスよりも卵の孵化率が高いと言われています。
■まとめ
ウーパールーパーの繁殖期間は長く5カ月間もあります。
個体差はありますが、メスは年間で3回くらい1度に200個の卵を水草などに産みます。
産卵中にメスの体に触れたりすると、産卵が停止ししてしまうことがあります。
オスとメスを飼育していて、赤ちゃんを望まれる場合は、水槽に水草を一緒に入れておきましょう。
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