飼育している水槽の中が寂しくて、水草をいれた方も多いと思います。
ウーパールーパーの飼育に水草は何か大きな影響を与えるのでしょうか?
水草にまつわるメリットとデメリットについて、紹介していきたいと思います。
ウーパールーパーの水槽に水草を入れるメリットは?
ここでは、一般的に使われるアナカリスについて考えていきたいと思います。
別名をオオカナダモといい、南米原産の水草の1つで、理科の光合成の実験で使われる、あの水草です。
アナカリスは、環境適応能力に優れており中性からアルカリ性のpHに適応します。
逆に酸性の水質では、頭頂部の萎縮などを起こすこともあります。
また適応水温も20℃〜28℃と幅広いですが、これよりも低い水温でも元気に生長していきます。
さらに底砂に根付かなくとも生長できるので、照明が弱い水槽などでは浮かせて育てていきましょう。
考えられるメリットは、2つあります。
まず、水槽内の毒素を吸収して、水槽の環境を濾過する天然の浄水フィルターの役割を果たします。
ウーパールーパーの糞や尿などの窒素分を栄養源として成長していくためです。
次に、水槽内の溶存酸素量が高くなります。
アナカリスは光合成を行うことで、水槽内に酸素を供給します。
ウーパールーパーの水槽に水草を入れるデメリットは?
アナカリスは、ウーパールーパーが排出している窒素分を主な栄養素として生長します。
しかし、ほとんどの水槽では水草が必要とする量よりも過剰となり茶色いコケの発生原因となってしまいます。
またアナカリスが元気に生長していない水槽などでは、さらに過剰となった窒素分が茶色いコケを増殖させてしまいます。
ですから、ウーパールーパーの食べ残しが多かったりした場合には、茶色いコケが広がるおそれが高くなります。
水質の変化に気を配ることが重要となってきます。
まとめ
ウーパールーパーの水槽に水草を入れるメリットは、2つありました。
水の浄化に役立つことと酸素を供給してくれることです。
しかし、分解できる以上のものが水槽内に蓄積された場合、茶色いコケが発生することもあります。
ですから、餌の量や水質の管理に注意して取り扱うようにしましょう。
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