ウーパールーパーに限らず、水中で暮らす生き物にとって「水」は貴重なものです。
どんな水を、どれくらい使用して飼育していけばよいのでしょう?
水を換える際には、どのように換えたらよいのでしょう?
ウーパールーパーの飼育に関する「水」をテーマに話していきたいと思います。
ウーパールーパーを飼育する際に使う水の作り方は?
水道の水をそのまま飼育用の水として使うことはできません。
水道にはカルキ成分が含まれているため、ウーパールーパーの成育に影響が出ることが見られます。
ですから、次の2つの方法で飼育用の水を作りましょう。
まず、水道の水を1日間くみ置きしておくととても簡単です。
バケツなどに入れて置いておくことでたいていの場合は自然と塩素が抜けていきます。
飼育する部屋に置いておけば、水温も同じくらいになるので温度調節も簡単にでき、一石二鳥です。
次に、市販の中和剤(ハイポ)を使う方法です。
ハイポは100均でも売られていて、手軽に購入できます。
ちなみにハイポとは、次亜硫酸ナトリウム (sodium hyposulfite)の英語名を縮めた読み方です。
ウーパールーパーの水の換え方は?全換えでもいいの?
水換えの際は、すべての水を換えてしまうことをおススメしません。
大量の水を換えてしまうと水槽内で繁殖したバクテリアが減少し、生物濾過の能力が落ちてしまうからです。
バクテリアは水槽内の有害な物質を無害なものへと変える働きを担っています。
ですから、水を換える際には、すべての水を新しく交換するのではなく、古い水を1/3ほど残すようにしましょう。
そうすることで、生物濾過を維持したまま水質をきれいな状態にすることができます。
また、水温は25℃前後になるように保ちましょう。
ウーパールーパーは、30℃を超えると危険な状態に陥ります。
ウーパールーパーは成長すると体長は25㎝程度まで大きくなります。
ですから、水槽の最低サイズは、30㎝は絶対に必要です。
できれば、60㎝以上あったほうが、水中に含まれる酸素量の面から考えても理想的です。
まとめ
飼育用の水はカルキ抜きを行う必要があります。
水を換えるときのポイントは古い水を1/3くらい残して、新しい水を入れることです。
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