ウーパールーパーの病気の症状は、体の表面に現われます。
そのシグナルを見落とさないようにすることが大切です。
そこで今回は、ウーパールーパーの体の一部が溶ける場合をテーマにして話を進めていきたいと思います。
ウーパールーパーの尻尾や手足が溶けるのはなぜ?
「尾腐れ病」か「水質の悪化」が原因と考えられます。
尾腐れ病の場合は尻尾が溶ける前に、尻尾の縁あたりが白くなります。
白くなっていない場合には、尾腐れ病ではなく、水質悪化によるものと判断できます。
また手足が溶ける場合も水質悪化が原因と考えられます。
尾腐れの原因は、カラムナリスと呼ばれる細菌によるものです。
水質の悪化で体調を崩していたりするとかかりやすいようです。
また、外傷や、ストレスも病気の原因になります。
さらに、水温が急に低下したような場合も発生が見られるようです。
この菌が寄生する場所によって症状に違いが出ます。
酸素がある場所を好む細菌です。
そのため、体の一部に感染してもすぐには転移せず、だんだん勢力を拡大していきます。
尻尾などが溶ける理由は、このカラムナリス菌がタンパク質を分解する酸素を産出しているためです。
ウーパールーパーの尻尾や手足が溶けても再生するの?
少しずつですが再生はします。
あまりにも欠損がひどい場合は、思うような効果を得ることが難しいかもしれません。
患部に細菌が入って二次感染することを防ぐために、グリーンFゴールドなどで薬浴を行います。
実際に欠損したウーパールーパーの治療を行った人の話によると、3週間で治療の効果が出始めるそうです。
完全に回復するには、約5ヶ月もの時間を必要とします。
欠損の度合いや個体差もありますが、気長に治療を続けていくことが大切です。
まとめ
ウーパールーパーは、細菌に感染したり、水質が悪化したりすると体の一部が溶けることがあります。
予防法として重要なのは、水槽内の環境をいつもきれいな状態に保っておくことです。
体の一部が欠損しても再生することはありますが、しっかりとケアしていく必要があります。
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