飼育しているウーパールーパーに、突然、次のような症状が見られたら驚きますよね。
尻尾の先がクリッと折れ曲がったり、体も「くの字」に曲がったりするようなことはあるのでしょうか?
今回は、ウーパールーパーの尻尾の異変をテーマに話していきたいと思います。
ウーパールーパーの尻尾が曲がり、体を上げるのはなぜ?
これだけの症状で、はっきりと断言することはできません。
詳しいことは、経過を観察し、その他に異常が見られないか確認をする必要があると思います。
しかし、次の2つの可能性が考えれます。
1つ目は、尻尾が何らかの感染症にかかってしてしまったからです。
いくつかその例を挙げます。
水カビ病の原因は、真菌という常在菌によって引き起こされます。
常在菌というのは、どこにでも存在する菌のことで、つまり、真菌を根絶するというのは不可能です。
水カビ病の初期に見られることですが、エラに付着した綿埃のようなものが特徴的です。
エラなどに白い斑点が見られたら、白点病という病気にかかっているのかもしれません。
白点病はそもそも伝染する病気ではなく、体調を崩した魚などに寄生します。
白点病の原因となる寄生虫は、実際にはすべての水槽にいつも存在しています。
ツボカビとは、両生類に発症するカビの一種であり、発症すると亡くなることもある危険な病気です。
初期には、ウーパールーパーの食欲不振が目立つようになります。
だんだんと症状が進むと、皮膚の剥がれおちが目を引くくらいのものになってきます。
やがて、いつも口を開けたままの状態が続きます。
2つ目は、寄生虫が付着しているからです。
ウーパールーパーの皮膚が腫れあがったり、赤くなったり、などの変化が見られた場合はイカリムシによるものです。
イカリムシの頭は木の根のようにウーパールーパーの体にしっかりと食い込んでいます。
ですから、寄生されているウーパールーパーにとっては心地いいものではありません。
まとめ
ウーパールーパーの体が上がり、尻尾が曲がるのは、いろんな場合が考えられます。
その後の経過を観察し、他の症状が見られないかを確認してください。
しかし、最も大事なのはウーパールーパーにとって過ごしやすい状態を維持していくことです。
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