ウーパールーパーはカラーバリエーションも豊富で、見る者の目を飽きさせません。
そんな中でも一際目を引くのが、キラキラのラメが体表に現われたウーパールーパーです。
ラメが現れるのにはどんな特徴があるか、その一部を紹介していきたいと思います。
ウーパールーパーにラメが現れるしくみは?
ウーパールーパーの体色を決めているのは3種類(3色)の「色素胞」と呼ばれる細胞です。
黒の体色に関係しているのは、黒色素胞メラノフォア(melanophore)です。
黄色の体色に関わっているのは、黄色素胞キサントフォア(xanthophore)です。
ラメの体色には、虹色素胞イリドフォア(iridophore)が関わっています。
これらを全部持っていると、マーブルという迷彩色みたいなカラーになります。
野生のウーパールーパーもこんな怪獣みたいな色をしています。
ウーパールーパーのアルビノや黒目にラメが現れるのは?
アルビノ種にラメが見られるのは次のような場合です。
ホワイトアルビノと呼ばれる白い体色に、白目のウーパールーパーにラメが現れます。
色素はメラノフォアだけを持たず、黄色とラメは持ってるけど体の表面に移動できません。
体が真っ白くて目だけ、個体によってはエラも銀色になり、個体差で体にも銀のラメが出ることもあります。
シルバーピンクのウーパールーパーをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
ゴールデンアルビノは、色素胞のメラノフォアだけ持っていません。
体色は黄色で、目は白色のウーパールーパーに、黄色のラメの体色が現れることがあります。
体色が黒色で、黒目のブラックにもラメが現れますが、ゴールデンほどはっきりとは見えません。
まとめ
ウーパールーパーの体色にラメが入るのは、色素胞の遺伝によることが分かりました。
また、ラメが入るウーパールーパーには特徴が見られました。
念のため、その特徴があるからと言ってラメが必ず入るとは限りません。
水槽の中にいろんな色のウーパールーパーを飼育したら、とても楽しそうですね。
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