ウーパールーパーを飼育していて、自慢のエラに異変があることに気づいたことはありませんか?
エラが短くなったり、白くなったり、溶けてしまったり!
ウーパールーパーのエラに関する病気をテーマに話していきたいと思います。
ウーパールーパーのエラに異常!短くなったり、白くなったり、溶けてしまったり!
ウーパールーパーの体が溶けるのはエラだけではありません。
尻尾や手足が溶ける場合もあります。
尻尾が溶ける場合、尾腐れ病という病気であることも考えられます。
尾腐れ病の場合は尻尾が溶ける前に、尻尾の縁あたりが白くなります。
白くなっていない場合には、尾腐れ病ではなく、水質悪化によるものと判断できます。
また手足が溶ける場合も水質悪化が原因と考えられます。
手足の場合は溶けてしまっても、環境が良くなれば再生する場合もあります。
尾腐れの原因は、カラムナリスと呼ばれる細菌によるものです。
水質の悪化で体調を崩していたりするとかかりやすいようです。
また、外傷や、ストレスも病気の原因になります。
さらに、水温が急に低下したような場合も発生が見られるようです。
この菌が寄生する場所によって症状に違いが出ます。
いわゆる好気性の細菌で酸素がある場所でしか繁殖しません。
そのため、体の一部分に感染してもすぐには転移せず、だんだん勢力を拡大していきます。
しかし、ある程度まで広がると伝染性が強くなり、気が付くと水槽中に広がってしまうことも多いようです。
カラムナリス菌は5~35℃の水温に適応し、水質もpH6.5~8.5と広い範囲で繁殖できます。
しかし、塩分濃度1%以上の環境では殖えないと言われています。
エラが溶ける原因は、このカラムナリス菌がタンパク質を分解する酸素を産出しているためです。
エラへの感染よりも、エラや口への感染の方がより危険度は高くなります。
まとめ
ウーパールーパーの体が溶けてしまう原因の1つに水質の悪化があることが分かりました。
もし、尻尾が白くなるような変化があれば、尾腐れ病と判断することができます。
細菌が原因ですので、塩浴させるなどして対処しましょう。
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